dgr氏に続けとばかりにGPSをゲットしたので、軽くインプレしてみよう。
記事のタイトルにもあるように購入したGPSはソニー製で商品名は「GPSユニットキット」。実はこの商品、ソニーのデジタルスチルカメラ”CyberShot”の関連商品として販売されているもの。見た目でも判るようにこのGPSにはディスプレイがない。表示系は電源と衛星捕捉状態のLEDのみ。唯一のユーザーインタフェースであるボタンは電源ボタン(笑)
# ラバーで隠れている部分にはUSB mini-Bコネクタとリセットボタンがある。
販売価格は15,540円が定価(珍し~)なので、大手量販店であれば1,2割ほどで購入出来るでしょう。なのだが、9月1日の発売後、需要に供給が追いついていないらしく、慢性的な品薄状態が続いているようだ。
で、どのように利用するかというと、簡単に書くとデジカメと一緒にGPSユニットを持ち歩くだけ。
デジカメの撮影画像をPCで吸い上げる際、付属のツールを使うことで画像毎にタイムスタンプからGPSログとマッチングを行いExifヘッダにGPS情報を埋め込むことが出来る。この画像を付属の地図ソフトSuperMappleにD&Dすると…地図上にデジタルアルバムが展開される。
…というのがメーカーが提供した機能の使い道。
私が購入したのはここから下にある使い方を想定していた為だったりする。
- ハードウェア面
単純にGPSとしてのハードとして見た場合、この製品はデータロガーに分類される。稼働している間は測位データを黙々と記録するだけの機能しか持たない点からも、まさにLogger!!
ロガーとしての仕様は、15秒に一度トラックログを追記していくタイプで合計86400ポイントを本体のメモリに記録することが出来る。感度については残念ながら優秀とは言えず、ちょっとした障害物があるだけでサーチモードに入ってしまう。
電源は単三電池1本で約10時間。ニッケル水素電池では約14時間というスペック。バイクでのツーリング&キャンプ、その行程記録に使ってみよう!!というのが購入動機。
1日10時間越えは丁度良く、記録ポイント数換算で30日分以上のログを残すことが出来るスペックは希望していた仕様にピッタンコ。
- ソフトウェア面
ソニーが提供するソフトウェアは上記のExifヘッダにGPS情報を埋め込むツールだけであり、データロガーとして利用するユーザーの役には立たない。
ではどうするのか? この分野は人柱という先駆者が大勢いるもので、その方々の情報を集めるに、GPS Babel(各種ログ相互変換,Google Earth)、谷町マップ(Mapple , Google Map/Earth)、Sight Field(プレテストサービス)など、他にも便利なツールがいくつか散見される。なんといっても面白いのはやはりGoogle Earthだね。拡張子KMLというXMLデータを作成・取り込むとツーリングで走ったコースが目で追える。いつ何所で迷ったのかが丸分かり!! ツーリング後の反省材料にももってこい。
折角のGPSなのだからナビ機能だって欲しいジャン? という思いもあるにはあるのだが、個人的には携帯GPSとツーリングマップルで十分と思っている。現在地を把握できず迷走したり地図を見て周りの景色を見て…という行為もまた旅の醍醐味と思っているヘン?な考えの持ち主でもあるので(苦笑)
- 問題点
価格が価格だけにべた褒めインプレになってしまうのも仕方ないのだが、問題点はある。
1. 電波感度の悪さ (誤差も激しい)
2. ログ記録間隔が固定
3. 水・埃対策がされていない
4. 固定し辛い形状どれも使い物にならないほど致命的ではないので「まぁこの値段なら」と甘んじて受け入れられるもの。。。かな?
未だツーリングでの使用経験が無いので”使える度”には言及出来ないが、今週末の梅ヶ島キャンプオフでデビューさせるつもりなので、無事生還したらレポろうと思う。
執筆者:新影海苔
Honda Shadow750を操る道産子ライダー。
ヘヴィメタルの事なら何でも俺に聞いてくれ!
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