キャンプツーリングを計画する際に、一日の移動する距離をどれぐらいにしたら良いかという話が良く話題に登ったりします。
個人的な経験から導き出した結論としては一日あたり300km、出来れば200〜250kmの間に収めておくとゆったりとキャンプツーリングを行えるような気がします。
「え、少な過ぎるんじゃないの?」
と思った方もいるかもしれませんが、朝晩に自炊をしてテントの設営撤収、昼間はそこらでぶらぶらと観光をするのであれば、これぐらい余裕を持っていた方がいいのです。
バイクや車で移動する場合、60km/hや場合によってはそれ以上の速度を出したりするので、時速×時間で結構な距離が移動できると錯覚しがちになります。例えば300kmの移動距離だったら60km/hであれば5時間走れば十分だな…とかとか。
しかし、いざ実際に走ってみると信号待ちやらカーブでの減速、遅い車の後についてしまってノロノロ運転、あるいは道に少し迷ったので路肩にバイクを止めてルート確認etc…などとやっていると平均時速はせいぜい30km/hを少し越える位になってしまいます。
もし、こういった時に一日の走行距離を400kmなどで計算していると後々に行程が詰まってしまって、ただ走るだけで休憩も無しという状況に陥り易くなります。
バッファをあらかじめ取っておいて、いざと言う時のために余力は残しておくのがいいでしょう。
私が実際に各距離を走ってみての感想を書いてみます。
- 0〜10m:完全に沈没(連泊)モード、走らない日があってもいいよね(・∀・)
- 10m〜100km:近所にお出かけモード、半日観光とかも余裕ですね
- 100〜200km:理想的な移動距離、朝が遅くてもリカバリ可能なのは素晴らしい!
- 200〜300km:可もなく不可もなく、朝の撤収さえ早ければ一日を有意義に使えます
- 300〜500km:嵐の前モード、ちょっと辛くなってくる。500kmに近付くにつれ嵐が強くなります
- 500km以上:ひたすら修行モード、人生について深く考えますorz
最近ですと、短い休暇の中で遠方地にキャンプツーリングしに行く場合は高速道路を使って距離を稼ぐ、という事もやっています。高速道路を使うと平均時速も倍増し、一日当たりの走行距離もかなり稼げるようになりますが、途中の移動の楽しみがどうしても少なくなってしまいますね。個人的にはどうしてもという時以外はお薦めできません。
やはりキャンプツーリングは、「キャンプ」も「ツーリング」も楽しみたいですから走行距離は少し控えめにして、全体をバランス良く楽しむのがいいのではと思います。
執筆者:dgr
バイクツーリングにハマり続けて早何年...
最近は秋〜春の寒い時期のキャンプが心落ち着いていい感じです。
→dgrさんのサイトへ
確かに300km位に抑えておくと、走りにしても、キャンプにしても大分余裕が生まれますね。
わかってはいるけど、忙しい中をせっかくとった休暇を有効に使おうとか考えて、アッチもコッチもって走っていると距離が伸びちゃったり。気が付くと500km over/dayだったりするんですよね。
でも、その位走らないと走った気がしなかったりするので、二律背反ですなあ。
これは良エントリ。
たしかに下道の走行距離だとそんなかんじですね。
ただぅまぅま氏の言うとおり、あんまり移動距離が短いと走り足りない感も残りますねえ。
自分的には250kmから300km前後がベストな気がします。ここらへんは人によって違うと思いますけど。
>>ぅまぅまさん
例えばキャンプでは焚火が欠かせない、という人であれば早めに幕営地について薪拾いをしておきたいでしょうから自然と一日あたりの走行距離を減らしてしまうでしょうね。
走りメインであれば300km以上でも余裕といえばそうなんですが、個人的にはあまり後に印象が残らないという感じがします。
とはいえ短期の休暇で遠方地に行きたいともなれば走らざるを得ないのは確かにそうでして…
難しい所ですね。
>>akahigeさん
走り足りなさ移動距離で補うのではなく、林道や県道のウネウネ道を走る事で補ってみるとか…w
ただ排気量の大きいバイクですとやはり高速カーブが揃った所のほうが走りがいがあるでしょうね。
旅の何処に重きをおくかによって、上述した一日当たりの走行距離は多少上下するように思います。
500kmOverはあんまりやりたく無いんですが…今年の夏にまたやってしまいそうな予感がしますw