2009 年 6 月 19 日

[写真:写真素材 足成より]
周りにキャンプ経験者がいないけども、キャンプツーリングをやってみたいという人に送るエントリ。
最初の頃は未経験な事も多いので準備はどうか、ツーリングの計画はどうかという風に、どうしても色々と心配になるものです。(かく言う私もそんな感じでしたw)
例えばキャンプツーリングに持っていく持ち物は何ですか、あると便利なものは?という質問がネット上でもそこかしこで必ず流れているのですが、それこそアドバイスする人によってあれこれ色んな意見がありますよね。
私の場合の答えになりますと、大体シンプルに
「準備はそこそこ。とりあえず近場でキャンプしてみなよ」
という事になります。
まあ逐一細かい事を挙げて行くとキリが無いという事もありますが、一から十まで教えてしまうのも逆にその人の楽しみを固定化してしまうというか、そんな感じがしてしまいますね。
準備もそこそこですから、実際行ってみるとなると当然アレが足りない、これが欲しいなんて事を思うようになるでしょう。そこからキャンプツーリングの道にどっぷりと浸かってもらうと言うのが一番いいのではないでしょうか。
笑って済ませられるような「ちょっとした失敗」というのを積み重ねて行けば、自然と自分なりのスタイルというのが早く身につくように思います。
例えば、ガムテープ忘れた!となったら、次回からはチェックリストを作って忘れないようにしよう、とかとか。
そうは言っても全くのゼロから始めるとなると何から揃えて何処に行けばいいのか…という風に思うかも知れません。
そういう場合は以下の物を揃えて行くといいでしょう。
テント、シュラフ(寝袋)、銀ロールマット、明り(懐中電灯)、カッパなどの雨具
何も良いものを揃える必要はありません。今の時期であればホームセンターで全て揃える事が出来ます。(気合いを入れてアウトドア用品店に行ってもいいですが、高くつきますw)
そして近場、出来れば家から数時間で着けるキャンプ場に行ってみて、雰囲気に慣れてみましょう。
とりあえずやってみる(=旅に出る)という事が大事です。
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2009 年 6 月 18 日

キャンプツーリングを計画する際に、一日の移動する距離をどれぐらいにしたら良いかという話が良く話題に登ったりします。
個人的な経験から導き出した結論としては一日あたり300km、出来れば200〜250kmの間に収めておくとゆったりとキャンプツーリングを行えるような気がします。
「え、少な過ぎるんじゃないの?」
と思った方もいるかもしれませんが、朝晩に自炊をしてテントの設営撤収、昼間はそこらでぶらぶらと観光をするのであれば、これぐらい余裕を持っていた方がいいのです。
バイクや車で移動する場合、60km/hや場合によってはそれ以上の速度を出したりするので、時速×時間で結構な距離が移動できると錯覚しがちになります。例えば300kmの移動距離だったら60km/hであれば5時間走れば十分だな…とかとか。
しかし、いざ実際に走ってみると信号待ちやらカーブでの減速、遅い車の後についてしまってノロノロ運転、あるいは道に少し迷ったので路肩にバイクを止めてルート確認etc…などとやっていると平均時速はせいぜい30km/hを少し越える位になってしまいます。
もし、こういった時に一日の走行距離を400kmなどで計算していると後々に行程が詰まってしまって、ただ走るだけで休憩も無しという状況に陥り易くなります。
バッファをあらかじめ取っておいて、いざと言う時のために余力は残しておくのがいいでしょう。
私が実際に各距離を走ってみての感想を書いてみます。
- 0〜10m:完全に沈没(連泊)モード、走らない日があってもいいよね(・∀・)
- 10m〜100km:近所にお出かけモード、半日観光とかも余裕ですね
- 100〜200km:理想的な移動距離、朝が遅くてもリカバリ可能なのは素晴らしい!
- 200〜300km:可もなく不可もなく、朝の撤収さえ早ければ一日を有意義に使えます
- 300〜500km:嵐の前モード、ちょっと辛くなってくる。500kmに近付くにつれ嵐が強くなります
- 500km以上:ひたすら修行モード、人生について深く考えますorz
最近ですと、短い休暇の中で遠方地にキャンプツーリングしに行く場合は高速道路を使って距離を稼ぐ、という事もやっています。高速道路を使うと平均時速も倍増し、一日当たりの走行距離もかなり稼げるようになりますが、途中の移動の楽しみがどうしても少なくなってしまいますね。個人的にはどうしてもという時以外はお薦めできません。
やはりキャンプツーリングは、「キャンプ」も「ツーリング」も楽しみたいですから走行距離は少し控えめにして、全体をバランス良く楽しむのがいいのではと思います。
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2009 年 6 月 17 日
キャンプツーリングの準備の際にこれを持っていくべきかあれを忘れていないか…というように毎回頭を悩ませていて出かけた後に忘れ物に気づく、という事を何度となく行っていました。
しかし、キャンプツーリングに持っていく物というのはある程度決まっている訳なので、持っていく物は事前にリストアップしておくのがいいだろうと思い、最近は持ち物チェックリストを作成してパッキングを行っています。
印刷してチェックを打ってもいいし、私の場合はそれすら面倒なのでパソコンに逐次チェックを付けながらパッキングをしていますが…w
(今度からはちゃんと印刷しようかなぁ)
私のリストは以下のようになっています。キャンプセット(OpenOfficeドキュメント)
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2009 年 5 月 2 日
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2009 年 4 月 30 日
前回から時間が空いてしまいましたが、引き続き今年のモンベル新商品の中から使えそうなものを選んでみました。
モンベル(montbell) U.L.コンフォートシステムパッド 150キャンプ(OGBR)
モンベルのインフレータブルマットと言えばこのU.L.コンフォートシステムパッド。通常モデルはマットの厚みが2.5cmですが、より快適性を追求したキャンプモデルだと厚みが3.8cmとなっています。寝心地はもちろんの事、秋〜春キャンプではこの厚みが地面からの「冷え」を緩和させるのではないか、と個人的には思っています。
150モデル(マットの長さが150cm)であれば、180モデルとは違って収納時寸法が通常モデルとそれほど変わらなくなってくる(少し太めとなる)ので、選択肢に上がるかと。
モンベル(mont-bell) U.L.コンフォートシステムパッド 120キャンプ(OGBR)
快適性の中にも更に軽量を目指すのであれば120モデル(マットの長さが120cm)というのもあります。枕部分を別売りのU.L.コンフォートシステム ピローを用いれば実質的にマットの長さは150cm弱となります。この長さの中で腰〜尻が入ってしまえば後は手持ちの荷物を足の下に入れて寒さをしのぐという事も可能になります。
こちらも収納時寸法は通常モデルよりも少し太め程度で収まるので魅力的ですね。
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2009 年 3 月 18 日
モンベルのオンラインショップでも3/4に新製品の発表をしていました。今回はその中からキャンプツーリングに使えそうなものを色々と挙げていこうかと思います。以外と数が多そうなので複数回に渡るかも?
まずはシュラフ(寝袋)から。
モンベル(montbell) U.L.スパイラルダウンハガー#3
値段から言うと、おそらくU.L.アルパインダウンハガーの後継モデルですね。今までダウンの縫製部分はドーナツを重ねたような感じになっていましたが、今度のモデルの縫製はコルネパンのようにスパイラル状になっています。その効果なのか重量は前モデルの615gから550gへと軽くなっているようです。
正直ここまで良いシュラフを買っても良いものかどうか迷うのですが、一応選択肢の一つという事で。
スパイラルダウンハガーシュラフは#0〜#5までラインナップされていますが、冬場であれば#2〜#4あたりが使えそうだと思います。
モンベル(montbell) サーモ フレックスウォーターパック
ソフトバックならプラティパスが定番中の定番となっていますが、モンベルからも同じ様なモノが出ていたりします。こちらは保温兼保護カバーが標準で付いているため値段はプラティパスのものより少し高めですが、
保護カバー前提であればモンベルのフレックスウォーターパックの方が割安になります。
2Lモデルがラインナップされていないので、水場の無い野宿やゲリラキャンプ、オフシーズンのキャンプ場などで一晩過ごすには少し心許ないでしょうね。
サブタンクとして酒類を入れておくとか、水場のあるキャンプ場であれば問題なく使えるかと思います。
超個人的な話ですが、レインウェアのツーリングレインスーツが廃盤になってしまったのがショックでしたorz
モンベルショップに行って流通在庫品をゲットして来ようかしら…
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2009 年 3 月 7 日
現在使用中のカメラがRAWデータの記録に対応している物であればRAWでの撮影をおすすめします。
その理由とは
後から露出補正が出来ること(jpgに比べて画質劣化が最小限に抑えられる)。RAW現像ソフトにもよりますが、大抵前後半段程度は調整しても画像の劣化が判らないので風景なら1段アンダー+適正+1段オーバーと三枚撮っておけば半段刻みで-1½〜+1½までカバーした事になります。これだけ出来れば大抵の場面では対応可能だと思います。
例としてチャートを作ってみました。

元画像に対してプラス補正、マイナス補正それぞれ約1段分の補正を掛けてあります(写真が小さいので今回は判り易くする為)。
縦の列に並んだ写真の中でどの明るさが好みでしょうか。たぶん人それぞれだと思います。プラス補正の写真が好きなヒトにはプラス補正でのデータが適正露出であり、元画像の明るさが好きなヒトにはそれが適正露出なのです。
でも実際の現場ではカメラのモニターではこの違いは慣れないとなかなかすぐには判断がつきません。そのために「迷ったらRAWで前後3枚撮っておけ」という事なんですな。
次に、もう左右の写真に目が行っていると思いますがホワイトバランス。
晴天や曇り等はっきりしている場合はカメラでそのモードに設定すればいいが室内や夜景、夕景など迷う場面も多々有りますね。
これも後から変更可能。
いずれも元画像データから現像レシピを変更しているだけで、撮影した写真は1枚だけなのですが相当印象が違って見える事と思います。
作例写真の日の出をあえて色温度低め(3200Kケルビン)に設定してさわやかな早朝にしてもいいし、逆に色温度高め(7500K)にしてドラマチックに演出するのも有りでしょう。
このように1枚の写真からこれだけ画像調整の可能性を持たせる事が出来るRAWデータを使わない手は無いです。
RAWで撮影しておけば帰宅後に何度でもやり直して自分好みの色に仕上げられます。市販の現像ソフトによっては色温度だけでなくRGBやCMYの各カラーチャンネルごとに調整できる物も有るのでそれらに挑戦してみるのもいいでしょう。
この機能のおかげで自分はカラーフィルターを持ち歩かなくなりました。
ちなみにRAWで撮る時もWBのセットは行います。
コレはカメラの液晶モニターやカメラ付属の現像ソフトで画像を表示する時の目安になるだけで、あとでどーにでもなるのでとりあえずAutoにでもしておけばいいでしょう。同様に「風景」「ポートレート」「モノクロ」などの各社呼び名が違うカラーモード設定もRAWデータに直接影響はしません。どちらもjpgデータにのみ関係します。ただし純正現像ソフトを使うとこれらのカラーモードをRAW現像時に反映させる事が可能です。
その他には
上記の色・明るさの他にコントラスト、シャープネスなんかもjpgデータと違って後から加減調整でき、元画像のRAWデータには手を加えないので迷ったらRAWと考えていいと思います。無論カメラ内で生成されるjpgよりも確実に画質は上です。画質は現像ソフト次第な所も有るので今後の現像ソフトが進歩すれば更なる画質の向上も望めますからね(jpgデータはメモリーに記録された時点で画質が決まります。あとは調整するたびに画質低下していく)。
もちろん、ツーリング先でのスナップ等では速写性や写真を配る為のデータの互換性、1枚あたりのファイル容量などからjpgで撮影する事は有りだと思いますし 当方もjpgとRAWを頻繁に切り替えて使い分けをしています(ときどき戻し忘れますが)。
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2009 年 3 月 7 日
ここでは当方の露出決定の手順を書いてみようと思います。
主に絞りとシャッター速度を任意に変更できる一眼レフやハイエンドコンパクトカメラを使う方の参考になればと思います。
なお、ここではデジカメ使用を前提とさせて頂きます。デジカメ全盛の今、あえてフィルムカメラを使う方はそれなりの撮影スタイルを確立されていると思われるので省略。
当方の露出決定手順は‥‥‥‥‥まずはカメラアングル・フレーミングを決める。
決まったらとりあえず露出オートのまま1枚撮ってモニターで確認。ヒストグラムを表示させてアンダー・オーバーどちらにも偏っていない状態にあるかをチェックして、もしダメだった場合すぐに露出補正をかけてとりなおす。カメラ付き携帯電話等、ヒストグラムの表示ができない機種の場合はモニターでの画像を見て露出補正(写真の明るさ調整)を判断します。
アタリマエですがこれが一番簡単確実です。さらに万全を期すならば、これで決めた露出から前後1段位露出をずらしたカットも撮っておいて帰宅後に選ぶ事。これなら明るい屋外だと見づらくなるカメラの液晶モニターを信用せずに済みます。
そして、もしも使っているカメラがRAWデータを記録できるのであればRAWでの撮影をおすすめします。
これで慣れてくれば1発目をいきなり露出補正して撮れるようになります。それとヒストグラムはあくまでも「データとしての」適正露出を確認する為なのであって必ず正解という訳では有りません。
重要なのは撮影者の狙いの画像に仕上げる事ですから、白トビ黒ツブレに過敏になる必要はないです。
ちょっと乱暴ですが自分の納得できる明るさに撮れればいい訳なので、逆光はプラス補正とか夜景はマイナス補正といった事は覚える必要無し(知っていた方が良いのは確かだが)。カメラの測光システムが3Dなんたらだとか平均測光だとかそう言った事も当方はあまり気にしていないです。
ただ、後々のレタッチ作業まで見通しているならばトバさないツブさないを心がけた方がいいかもしれません。また、ネガフィルムに比べるとデジカメのダイナミックレンジは狭いのでどうしてもハイライト側とシャドー側が両立できない場面が有ると思いますがそれについてはまたの機会にします。
‥‥‥‥昔デジカメが無かった頃、銀塩カメラと露出計を持って出かけたりしてましたがデジタルに切り替えてから露出計は持たなくなりました。スポット露出計で測定して脳内シミュレートしていた事をカメラのモニターで出来てしまうので‥‥ほんと便利になりましたね。
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2009 年 3 月 6 日
少し前の発表なんですが、UNIFLAME(ユニフレーム)の新製品情報も発表されています。今回はその中からソロツーリングに使えそうなものを選んでみました。
ユニフレーム(UNIFLAME) テーブルトップランタンUL-T
ユニフレームと言えば家庭用ガス缶を使ったストーブ・ランタンをラインナップしていますが、今回はランタンが新しくなりましたね。今までのガス缶を使ったランタンだと、ガス缶を横にしているためテーブル上で使うには安定していましたが、吊り下げて使えないという欠点がありました。
今回のテーブルトップランタンではガス缶の位置を縦横どちらにもチェンジできる機構がプラスされてより使いやすくなっていますね。ランタンなどの光源はある程度高い場所に置いておくと周りを広く照らしてくれ、より便利に使えます。今回のテーブルトップランタンであればそういった使い方も可能なのがうれしいですね。
予想される欠点としては、縦横どちらでも使えると言った機構を設けたために耐久性・信頼性が落ちるのではないか?という点が挙げられます。フィールドで使う時は出来るだけシンプルな機構のものが結局は一番壊れなくて使いやすいという事も結構ありますからね。
ユニフレーム(UNIFLAME) コーヒーバネットcute(キュート)既存のコーヒーバネット大・小から今度はcute・grandeというモデルに代わったようです。ネーミングから見るとどこかのコーヒーチェーンのカップの呼び方から取ったんでしょうかw
ケースが付属している分だけ既存モデルから値上げしているようです。私はコーヒーはプレスコーヒー派なんで、詳しいことは判らないんですが…ドリップを上手く淹れられる人であればこのコーヒーバネットであればコンパクトに畳めて荷物にならないですから利用価値はあるかと思いますね。
ユニフレームの新ラインナップからソロツーリングに使えそうなものはこれぐらいですかね…あと小さいダッチオーブンというのもありますが、かなり特殊系に入りそうな気がしますw
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2009 年 3 月 1 日
全然気づいていなかったのですが、昨年(平成20年)11月末をもって東日本フェリーが国内フェリー事業から撤退したとの事です。秋ぐらいまでは燃料代も莫迦高かったからですねぇ…
と言うことは、2台もあった高速船ナッチャンRera・Worldも今では就航していないということですね。高速船自体は運賃が一般のフェリーに比べて数倍ぐらいしていたので、乗りたくても乗れなかった記憶があります。
今後はグループ企業の道南フェリーが増便して対応するようですが、これ以上のフェリー会社の減少は避けたい所です。
現在は青森県から北海道に渡るには道南フェリーもしくは青函フェリーという選択肢になっています。ちなみに私は機会があれば下北半島の大間港から渡ってみたいですねw
(追加情報)
東日本フェリーは他にも室蘭〜青森航路、函館〜大間航路がありましたが、前者は廃止、後者も2009年は暫定的に地元自治体の援助を受けて就航するようです。大間航路も乗れるうちに乗っておいた方がいいのかも知れません。
ツーリングマップルのサイト「TOURING WAVE」の日替わりコラムでも述べられていましたね。その情報によるとやはり便数は東日本フェリー撤退前よりも減っているようです。
私も大間~函館便ってこんなに少なかったっけ?と思っていたんですが、この記事を見て納得しました。
2009年の夏休み期間中はよりフェリー争奪戦が激しくなっていそうですね…orz
参照URL:
国内フェリー事業撤退について(東日本フェリー)
Wikipedia:東日本フェリー
そして東日本フェリー撤退…
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