アウトドアで淹れるコーヒーについて考える2

前回の記事に引き続いて、アウトドアで淹れるコーヒーについて考えてみよう。
今回は実践編ということで、実際に私がお薦めしているフレンチプレス式コーヒーメーカーでの淹れ方について記述してみることにする。

まずはフレンチプレスの一覧から
フレンチプレス一覧
まず上に挙げたのは私が所有しているコーヒーメーカーの一覧。フレンチプレスだけでもこれだけ揃ってしまったw

ここでちょっと脱線。そもそもフレンチプレスとの出会いはドトールコーヒーのボナポットを近所のダ○エーで購入したことから始まったり…今では気軽に入手できなくなってしまったが、コイツはなかなかの優れものだった。プレス部のフィルターの目が細かくて、市販で挽き売りしているコーヒー豆をそのまま使っても何の問題も無かったのだ。ガラス部を割ったりしなければ今でもMyスタンダードである事は間違いない。
(今でも飯田橋ラムラ店では入手できるので、機会があればそちらから購入してみようかと思っている)

本題に戻って、上の写真は左からJackWolfskinコーヒーマグ、Bodumミニトラベルプレス、Bodumコーヒープレスwithスタバ、ハリオカフェプレススリムとなっている。私が気にしているフィルター部の目の細かさについては、前三者がほぼ同じ、ハリオだけは目が細かくなっている。

フレンチプレスの選択肢
ここでこの中から、実際にアウトドアに持っていくという事を考えるとどれを選択すれば良いかを簡単にまとめてみた。

  • 車でアウトドア、二人以上でコーヒーを楽しみたい。
    →Bodumコーヒープレス、ハリオカフェプレススリムなど二人分以上作れるものがお薦め
  • バイクでキャンプ、一人でまったり楽しむ。
    →JackWolfskinコーヒーマグ、Bodumミニトラベルプレスが荷物も少なくなるのでお薦め
  • バイクでキャンプ、一人でゆっくり楽しむ。コーヒーはたくさん飲みたい。
    →写真には無いが、Bodumトラベルプレスをお薦め

私は2番目に該当するのでJackWolfskinかBodumミニをキャンプに持っていくつもりである。

実際に淹れてみる
ca340109.jpg今回はBodumミニトラベルプレスにてコーヒーを淹れてみることにした。
(JackWolfskinコーヒーマグでもいいのだが、中身が見えないので淹れている最中の様子が分からない…)
用意する物はBodumミニトラベルプレス・計量スプーン・コーヒー豆とお湯だ。
余談だが計量スプーンはコンビニで弁当を買うと貰えるものを使用した。

ca340110.jpg蓋(ネジ式になっている)を外して豆を入れる。量はスプーン軽く山盛り4杯と言うトコロ。このあたりはスプーンの大きさにも依るので、色々試行錯誤してみるしかなかったり。薄めの方が良ければ杯数を少なくするor山盛りの量を減らすなどしてみよう。写真で見るとわかるが、意外と量が多いといった感じがする。

ca340111.jpgお湯を少量注ぐ。量は豆が全体的にしっとりと濡れる量よりも少し多めぐらいかな?
ここはいわゆる「蒸らし」という奴で、ドリップ式で淹れるときでも行っている。お湯を注いでから一分ぐらいすると豆が水分を吸って膨らんでくる。注いだ当初はマグ本体を傾けると中身もドロッと移動するが、蒸らしが終わった頃には本体を傾けても中身は移動しなくなる。個人的にはこのあたりを目安に蒸らし作業を行ってもいいかと思っている。

ca340112.jpg蒸らしが終わったらさらにお湯を注ぐ。量は内側に線が入っているのでその少し下ぐらいまで。ミニトラベルプレスは耐熱温度が低い(85度)ので、出来るだけ樹脂接合面にお湯を持っていきたくないというのが理由の一つだったり。
お湯を注ぎ終わったら蓋を静かにねじ込む。ここでしくじるとフィルターの上にコーヒー豆が来てしまい、飲む際に一緒に豆も食べてしまうことになってしまう。アウトドアではこのあたりがどうしてもいい加減になってしまい、豆入りコーヒーを何度飲んでしまったことか…w

ca340113.jpg蓋をはめてから一分ほど待つ。そしたらおもむろに上部に飛び出ているフィルターのノブを押し込む。
ここである程度コーヒーの出来が判ったりする。通常よりも押し下げる際に抵抗を感じた場合は、蒸らしも上手くいって美味しく出来ているハズ。逆に抵抗無くスッと押し下げられた場合は味がスカスカだったりする。
ただし、これは投入した豆の量によっても変わってくるので一概には言えなかったり。あくまで目安として考えてもらいたい。
でもまあアウトドアなんかで、「今回は上手くいったかな?」などと考えてドキドキしながらプレスするのもまた一興ではないだろうか。

まとめ
そして私の前には一杯のコーヒーが…
ドキドキしながら飲んでみると…美味い!…美味い?…ウーン、イマイチか…
どうやら豆が古かった様子w
今回はイマイチな出来だったが、豆さえ良ければテクニックらしいテクニックもいらずに美味しいコーヒーを飲むことが出来るフレンチプレスはお薦めである。
これを読んで美味しいコーヒーを飲みたいと思った人、早速フレンチプレスを手に淹れて入れてみよう。

λ…さて、私は豆買ってくるとするか。

参考URL
JackWolfskinコーヒーマグとBodumミニトラベルプレスは以下のリンク先からも購入できる。近くに店舗が無い人は利用してもいいかも。

特にJackWolfskinコーヒーマグについてはnaturumなど大手通販ではもう手に入らない様子(私も注文したが在庫切れ入荷予定無しと言われてしまった)。

(追加情報)
後日豆を新たに購入して試してみると…メチャ(゚Д゚)ウマー
やはり豆の新鮮さというのが重要な要素ですな。
次回キャンプの楽しみが増えました。

(追加情報 2007.10.28)
naturumでも取扱いを再開した糢様。手に入れたい人は→こちらから

執筆者:dgr
バイクツーリングにハマり続けて早何年... 最近は秋〜春の寒い時期のキャンプが心落ち着いていい感じです。
→dgrさんのサイトへ

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